2015年1月22日木曜日

幻のコーヒー「コピ・ルアク」

幻のコーヒー「コピ・ルアク」




インドネシア語で”ジャコウネコのコーヒー”
呼ばれる幻のコーヒーを知っていますか?

コーヒー好きな動物が創りだす珍種

コピ・ルアクの名前の由来は
「コピ」=「コーヒー」
「ルアク」=「ジャコウネコ」

「嘘だろ・・・」と思わずにはいられない
ユニークな経緯で生まれるのがこのコーヒーです。

インドネシアのコーヒー農園では、
熟したコーヒーの果実が、野生のジャコウネコに
食べられてしまう被害がたびたび発生していました。

ジャコウネコは完熟した甘くおいしい果実だけを
上手に選んで食べます。

ただ、消化できるのは果肉の部分のみ。

種子は消化されずに、糞といっしょに排泄されます。










・・・嫌な予感していませんか?









そうです。
この糞から種子を取り出して、きれいに洗った後、
パーチメントという薄い皮を脱穀して出来上がったのが
『コピ・ルアク』なのです!!


僕はまだ試したことがないのですが、
コピ・ルアクの味わいは、ほかのコーヒーにはない独特なものなんだとか。

「そりゃ、そうだろ・・・」
と思いますよね。

ジャコウネコの身体に入った種子が、
消化酵素や細菌によって特殊な影響を受けるためと
考えられています。

甘さが感じられる複雑な風味と、
独特の強い香りが特徴なようです。

「もはや、良い意味でとらえられない!!」
という方も多いのではないでしょうか。

僕もかなり複雑な気持ちです。

でも飲んでみたいですね!!

この他、世界にはジャコウネコのように
「コーヒー大好き~♪」な動物達がいて、
同じプロセスで生まれる幻のコーヒーがまだまだあります。

ブラジルの「ジャクー」という鳥から生まれる豆も
「ジャクー・コーヒー」として珍重されていますし、

台湾やアフリカのサルやニューギニアのリスなど
世界各地でさまざまな動物が関わりをもった
コーヒーが生まれています。

いずれも生産量が少なく、高価格で取引されるのが
幻のコーヒーたる由縁です。

希少性というよりも、好奇心で是非味わってみたいものです。


好奇心がある方はコチラ
意外にもきちんとブランド化されていてオシャレです。


参考文献:珈琲の大辞典

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