2014年7月8日火曜日

コーヒーの味や香りを表現する方法

コーヒーの味や香りを表現する方法




















自分で買ったコーヒーやお店で飲んだ
コーヒーの味を『表現』するのって難しいですよね(^^;)

単純に「あそこのコーヒーは美味しいよ!!」だけじゃ
あまりピンとこないのが正直なところではないでしょうか。

Google+やFace book、Twitter、LINEなどのSNS投稿に
自分が飲んだコーヒーの特徴を伝えるのにも
なんて表現していいのかわからず、歯がゆい思いをした経験もあると思います。

また、自分が好きなコーヒーの味があって
それと似たようなものを探す時やお店の店員さんに伝えるときにも


「この前、どこどこで飲んだ、コロンビアのコーヒーが美味しくて・・・」

「どんな味かって言うとぉ・・・」

「たしか深煎りで、全然すっぱくないやつで・・・」


なかなかうまく伝えることができないと思います。


そこで、紹介したいのが
『簡単なカッピングの知識』です(^^)/

現在流通しているコーヒーは「カッピング」をベースにした
味や香りの表現をつかっているので、覚えておくと便利です♪

そもそもですね、コーヒーの味を表現するというのは、
一般の僕たちにしてみれば、外国語を話そうとするのと一緒なんです。

コーヒーの特徴を詳しく説明してくれている商品もありますが
なんだかよくわかりませんよね?

コーヒーにはコーヒーの共通言語があるので、
それさえマスターしてしまえばスッキリ解決です♪

しかも、そんなに難しくありません。

「カッピング」をマスターするには、それなりの練習が必要ですが
コーヒーの味や香りは英語の単語を覚えるような感覚でマスターできるので
安心してくださいね♪

まずは、「カッピング」って何?という疑問があると思うので
簡単に説明したいと思います。


カッピングとは何か?


「コーヒーのカッピング」とは「コーヒーの品質の客観的評価」のことです。

ワインのテイスティングを想像していただけるとわかりやすいと思います。

コーヒーが持つ風味特性(ポテンシャル)を判定、識別し、
その品質を客観的に評価することを、
コーヒーの世界では『カッピング』と呼びます。

コーヒーの生産地や生産国では
消費国への輸出に向けた品質チェックのためにカッピングをしますし、

消費国では生豆輸入業者や小売店が購入を決める時に
カッピングをしています。

なかでもスペシャルティコーヒーを扱う商社や小売店では、
その際立つ風味特性を的確に評価して
より良いコーヒーを仕入れるために、
日々カッピングの修行を積んでいるところも少なくありません。


カッピングの方法とは?


簡単にいうと、
豆を挽いてお湯を注ぎ、香りや味をチェックするというものです。

国や団体によっていろいろな評価方式があって、
それぞれ規定されたカッピングフォームをつかって採点評価が行われます。


素人でもできるの?


答えは「Yes」です(^^)/

「いやいや、僕たちは消費者だしなんだか難しい話じゃない?」

「カッピングなんて素人でもできるものなの?」

という声が聞こえてきそうですが
上記で説明したように、カッピングは本来、コーヒー業界のプロが扱う商品を
評価するために行う作業です。

ですが、手順自体は家庭にある道具を使って簡単にできちゃいます。

今回は「コーヒーの味や香りを表現する」テーマなので、
「お家で出来るカッピング方法」はまた別の機会にご紹介させてくださいね。


カッピングでつかわれるコーヒーの味や香りの表現方法


これからご紹介する表現方法を参考にしていただければ、
コーヒーの味や香りの特徴を説明できるようになります(^^)/

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総合評価

コーヒーの全体的な特徴や評価

Good(^^)bな表現
「すばらしい」「優秀な」「抜群の」「洗練された」「好ましい」
「優れた」「贅沢な」「比類なき」「調和した」「飽きのこない」
「オーソドックスな」「程よい」「親しみやすい」「デリケートな」

Bad( ノД`)な表現
「貧弱な」「飽きる」「普通の」「つまらない」
「何の変哲もない」「弱い」


フレグランス/アロマ

コーヒー粉の香り/注湯後のコーヒーの香り

Good(^^)bな表現
「豊かな」「花のような」「果実のような」「草のような」
「ワインのような」「ハーブのような」「スパイスのような」

Bad( ノД`)な表現
「枯れた草」「青臭い」「発行した」「カビ臭い」
「土っぽい」「焦げた」「ほこりっぽい」


ボディ

口に含んだときのコクや重量感

Good(^^)bな表現
「しっかりした」「複雑な」「厚みのある」「深い」「なめらかな」
「重い」「豊かな」「絹のような」「ベルベットのような」「バター」「クリーム」

Bad( ノД`)な表現
「軽い」「薄い」「水っぽい」「オイルのような」


バランス

各属性の調和

Good(^^)bな表現
「調和した」「それぞれの属性が飛び出していない」
「つながりがよい」

Bad( ノД`)な表現
「バランスが悪い」「~が突出している」「~が強すぎる」


フレーバー

口に含んだときに感じる香りと味

Good(^^)bな表現
「キャラメルのような」「チョコレートのような」「ナッツのような」

Bad( ノД`)な表現
「特徴がない」「平凡な」「何処にでもある」


アシディティ

酸味の質と強弱

Good(^^)bな表現
「すっきりとした」「きめ細かな」「やさしい」「なめらかな」「穏やかな」
「フレッシュな」「繊細な」「さらりとした」「さわやかな」
「パッションフルーツ」「レモン」「オレンジ」「グレープフルーツ」
「リンゴ」「アンズ」

Bad( ノД`)な表現
「きつい」「刺激のある」「酢のような」「強すぎる」


アフターテイスト

口の中に残る後味

Good(^^)bな表現
「よい」「長い」「まろやかな」「フレッシュな」
「甘い」「果実のような」

Bad( ノД`)な表現
「すぐ消える」「渋い」「嫌な」


スウィートネス

口の中でほのかに感じる甘みの強さや特徴

Good(^^)bな表現
「甘い」「さわやかな」「やさしい」「ほんのりとした」「落ち着いた」

Bad( ノД`)な表現
「弱い」「甘みを感じない」


クリーンカップ

液体のきれいさ

Good(^^)bな表現
「きれい」「濁りがない」「澄んでいる」

Bad( ノД`)な表現
「濁った」「汚い」

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どうでしょうか?
参考になりましたか?

スペシャルティコーヒーを扱うコーヒー屋さんでは
このような表現をつかった詳しい商品説明をしてくれています。

実際にコーヒーを飲んでみて、その特徴を意識してみると
「あぁ、なるほど!!」と実感することができると思うので是非試してみてくださいね(^^)/

また、どんなコーヒーであっても、
飲んでみてあなたがどんな印象や特徴を感じたのか
今回ご紹介した表現方法を意識して、『感想を持つクセ』をつけると
たちまちコーヒー通になれちゃいますよ!!



追記①:
「表現方法はわかりました」

「けれど、どう文章にしていいのかわからないです・・・」
という方が多いと思いますので、

僕が信頼をおいているコーヒ屋さんの味の表現例をご紹介しますね。

「きゃろっと」さんの場合

商品
「コスタリカ・ラ・カンデリージャ」

味の表現例
飲んだ瞬間に豊富な酸を感じ、
グレープフルーツのような明るい酸でありながら、豊かなボディも感じられます。

ブラックベリーやチョコレートのような風味でクリーミーな質感。


商品
「エルサルバドル・サンタリタ農園」

味の表現例
まろやかなマウスフィールとシロップのような甘さが最大の特徴で、
ミルクチョコレートやアーモンドのようなキャラクターもあります。

クリーンカップで、口に含んだ時の質感はバターのような
滑らかさが心地よいコーヒーです。


「堀口珈琲」さん場合

商品
ブラジル「ダテーラ農園」フルシティロースト

味の表現例
非常に丁寧な精製がなされているため、
一般的なブラジルコーヒーから感じられる濁り感はまったくなく、
ダテーラから感じられるのは透き通るようなきれいな味わい。

ミルクチョコレートのような甘みとコクを活かすべく、フルシティローストに仕上げました。


商品
コロンビア「エル・パライソ生産者組合」ハイロースト

味の表現例
ハイローストは、柑橘系の果物、
特に甘夏のような明るく瑞々しい酸と甘みが口いっぱいに広がり、
爽やかな飲み心地を楽しむことができるでしょう。



追記②:
今回のこの記事『コーヒーの味や香りを表現する方法』
実は読者さんからリクエストいただいたものなんです(^^)/

しかも、リクエストをいただけたのは今回が初めて!!

読者さんあっての珈琲通信ですので、
お役に立つことができれば、こんなに嬉しいことはありません(^^)♪

また、内容がわかりにくいだとか、ちょっとズレてる?と感じたのであれば、
すぐに修正させていただきます。

コーヒーに関して何か疑問に思っていることや知りたいことがあれば、
是非ともリクエストをお待ちしております。


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