ペーパードリッパーにある溝の謎
ペーパーフィルター用のドリッパーには
内側に凹凸があります。
この凹凸を「リブ」と言います。
ドリッパーによってリブの形はさまざまなのですが、
そもそも、なぜリブが必要なのでしょうか?
結論から言うと、
「しっかりと蒸らしをさせるため」です。
リブをつけることで、
ドリッパーとペーパーフィルターの間に
空気の通り道ができます。
コーヒーの粉にお湯を注ぐと、
粉の中に含まれている空気が上からお湯に押されて出口を求めます。
その空気を逃がす役割をリブが担っているわけです。
では何故、空気を抜けやすくする必要があるのでしょうか?
もしも、リブがなければ空気が逃げる道は
ドリッパーの下にある穴のみになります。
そうすると、その穴から逃げることのできない空気は
上から逃げ出します。
せっかく蒸らしている粉の表面を打ち破って、
ブクブクと空気が抜けていってしまうのです。
これを「噴火現象」と言います。
コーヒー粉の「ろ過層」が破壊されてしまうので、
安定した抽出ができなくなってしまいます。
なので、この噴火現象を防ぐために
リブがあるんですね。
また、リブは抽出後のペーパーフィルターを
取り除きやすくする働きもあります。
道具の仕組みを知ることは、
美味しいコーヒーを淹れる土台作りにもなりますよね♪
Let's enjoy coffee life♪
(画像出典:http://www.georges.co.jp/products/d3472)
(参考文献:コーヒー味わいの「こつ」)
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