2014年6月29日日曜日

6月29日の1杯と1禅語『日面仏 月面仏』

6月29日の1杯と1禅語『日面仏 月面仏』

~1杯のコーヒーを飲みながら、心が和む言葉をお楽しみください~


今日の1杯フォトcU














おはようございます(^^)/

今日は禅語シリーズでお世話になっている
石井ゆかりさんの「禅語 zengo」との1杯♪


今日の1禅語cU

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『日面仏 月面仏』

~にちめんぶつ がちめんべつ~


唐代の禅僧、馬祖大師が臨終の床についたとき、
寺の院主が見舞いに来て「お加減はいかがですか」と尋ねると、
大師は「日面仏、月面仏」と応えた。

日面仏は寿命1800歳、月面仏は一昼夜とされる。


馬祖大師は79歳で亡くなったとされ、
当時としてはかなり長寿の人だ。

そのように長寿でありながら、
今、臨終の床でわずかな残り時間を終えようとしている。

大師が横たわっている床に、
まさに、日面仏と月面仏の両方がいる。

長い人生があって、短い人生がある。

しかし、私たちは自分がいつ死ぬか知らない。
明日死ぬかもしれない。

昨日はもう過ぎ去ってしまって、取り戻すことができない。

とするなら、私たちは、
月面仏の一日をくり返しながら、日面仏の生を生きている、
と言えなくはないだろうか。

月面仏と日面仏が自らの寿命を知っているかどうかはわからない。

だが、それが「仏」であるならば、
おそらく、いずれの仏様も同じように、
生き生きとして充実した一日を過ごすのではないだろうか。

若くして亡くなった子供の短すぎる人生を
悲しみ続けるたくさんの親御さんがいる。

その深い悲しみは、慰めようもない。

だが、「日面仏、月面仏」の言葉は、
生きている時間の意味をそっとささやく。

たとえ短すぎる人生だったとしても、
その子は日々、自らの月面仏の生をめいっぱい生きていたのだ、と。


(『禅語 zengo』本文より一部抜粋)
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今日の独り言cU


毎日のコーヒーもまた月面仏の1杯として
ゆっくりと感謝を込めて味わいたいものです♪

Let's enjoy coffee life♪

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