心温まるエピソードをシェアしたいと思います。
~あるコーヒー店での出来事~
小学校低学年位のちいさなかわいい男の子が
ひょっこりお店にやってきました。
緊張してオロオロした様子の少年。
「僕、お買いもの頼まれたのかな?」
お店のオーナーは優しく声をかけました。
すると、小さく首を振ります。
そして、手に握りしめていた地元の商店街の金券をグッと差し出してこう言いました。
「この券で、お母さんの好きなコーヒーをください!!」
ちょうど母の日を控えた時折。
少年はお母さんが喜ぶものはなんだろう?と悩みに悩んで
「きっと、このお店のコーヒーなら喜んでくれるだろう」
そう思って、勇気を振り絞ってお店にやってきました。
商店街のお祭りでもらった金券を大切にとっておいて
「母の日」に、お母さんに内緒でコーヒーを買いに来た純粋な少年の優しさに
オーナーは胸がジ~ンと熱くなりました。
オーナーは、
「絶対にお母さんに喜んでもらいたい!!」
「この少年の優しさを無駄にしてはいけない!!」
使命感の様に強くそう感じ、
少年のわかる範囲で、お母さんの好きな食べ物のことなどを聞き、
ぴったりのコーヒーを決めて、丁寧にラッピングをして手渡しました。
満足そうにコーヒーを受け取って、足早に帰っていく少年の後ろ姿を見送りながら
「どうか、お母さんが喜んでくれますように・・・」
オーナーは心からそう思ったのでした。
数日後・・・
少年が買ってくれたコーヒーが、お母さんに喜んでもらえたのか
心配していたオーナーのもとへ一本の電話が鳴りました。
それは少年のお母さんからでした。
どうやらとても喜んでくれたようです。
そしてさらに、定期便を利用したいとのこと。
そのお母さんは一年経った今でも、
このお店のコーヒーを毎月楽しみにしています。
小さな少年の優しさとそれに精一杯応えようとしたオーナーの想いが
コーヒーを通じてお母さんの心に届いたんですね。
たかがコーヒー、されどコーヒー。
コーヒーにはドラマがある。
そう感じさせてくれたエピソードでした。
そして、僕もこのコーヒー店のファンのひとりです。
よかったら覗いてみてください。

きっと心が温まるはずです。
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