美味しいコーヒーの入れ方 コーヒーに合う水とは・・・
コーヒーに合う水について考えたことはありますか?
コーヒーを飲むにはコーヒー豆はもちろん、
必ず『水』を使いますよね。
「水なんて何使っても一緒じゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
水の種類によってコーヒーの味わいは変わるんです。
水に含まれるミネラル分で味わいが変わる
「軟水」と「硬水」って聞いたことあるでしょうか?
水はミネラル分(カルシウムやマグネシウムなど)の入っている量で
「軟水」と「硬水」に分けられます。
「軟水」はクセがなくさらっとした味わいで、
日本の水道水も軟水に分類されます。
(一部、違う地域もあります。)
ミネラル分が少ないので、
コーヒーの成分に影響をあたえることがなく、
コーヒー本来の味を楽しめます♪
これに対して、「硬水」は独特のクセを持ち、
やや硬いのどごしが特徴です。
ミネラル分が多く、コーヒーの成分と反応して
苦味が強く出たりする傾向があるため、
通常のレギュラーコーヒーに使われることは少ないです。
ですが、ミネラルに反応しにくい
深煎りの豆やエスプレッソコーヒーには適しています。
pHによっても味のバランスは変わる
水のミネラル分の他に、pHも味に影響を与えます。
pHとは酸性とアルカリ性の強さを表す指標で、
pH7を下回るにつれて酸性が強くなり、
pH7を上回るにつれてアルカリ性が強くなります。
アルカリ性の水には、コーヒーの酸味を弱める効果があるため
酸味が気になるコーヒーに使うとマイルドな味わいになります。
ただし、味のバランスがちょうどいいコーヒーに使うと
ぼやけた印象になってしまうので注意が必要です。
ミネラルウォーターを使う際には、
裏のラベルを見て、軟水か硬水かpH値がどのくらいなのかを参考にしてみましょう。
実は、日本の水道水は、清潔なうえ軟水でpHも7程度なので
コーヒーにぴったりな水なんですね♪
ただし、塩素などの不純物やカルキ臭が気になる場合は
一度沸騰させることである程度は改善できますし、
活性炭入りの浄水器を通せばさらに改善できます。
また、再沸騰させたお湯でコーヒーを淹れるのはよくありません。
なぜかというと、
沸騰を繰り返すことで、そのたびにお湯の中の二酸化炭素が減って
コーヒー本来味を引き出すことができないからです。
コーヒーの粉にお湯を注ぐと、もこもこと膨れますよね?
あれはコーヒーに含まれる二酸化炭素とお湯に含まれる二酸化炭素によって
炭酸ガスが放出されることで起こる現象なんです。
もこもこと膨れ上がることで、その後お湯を入れる際に
粉全体にお湯が行きわたってコーヒーの成分を余すことなく抽出できます。
なので、再沸騰をさせたお湯を使うと膨らみが悪くなり、
コーヒーの成分をうまく抽出できないため、美味しいコーヒーは淹れられないんです。
◇◆軟水と硬水の比較まとめ◆◇
『軟水』 特徴・・・ミネラル分が少なく、さらっとして飲みやすい。
味への影響・・・コーヒー成分に影響を与えにくい。豆の個性が出やすい。
『硬水』 特徴・・・ミネラル分が豊富で、クセがあり、硬いのどごし。
味への影響・・・コーヒー成分が反応して、味が変わりやすい。
次回予告cU
次回は『コーヒーといろいろな砂糖の相性』についてご紹介したいと思います(^^)/
楽しみにしていてください!!
Let's enjoy coffee life♪
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